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こころの病気の用語

ソーシャルワーカー/精神保健福祉士(PSW)

ソーシャルワーカーは、社会的に排除されたり、生活に困ったり、あるいは精神的に不安を抱えたりしている人などの相談に乗り、問題が解決するよう援助する職業です。本人や家族の話を聞いて助言するほか、福祉機関または医療機関、他の行政機関などと調整を図り、必要なサービスにつなげます。

 

2014年には、国際ソーシャルワーカー連盟によって、ソーシャルワーカーの業務内容を以下のように定義づけられました。

「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学、および地域・民族固有の知を基盤として、ソーシャルワークは、生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける。」

ウェルビーイング(well-being)……人間が幸せであり続けている状態。

 

ソーシャルワーカーはさまざまな機関に在籍しています。代表的なところでは、福祉施設や医療機関、市区町村役場、教育機関などです。最近では企業やハローワーク、矯正施設(刑務所など)にも活躍の場が広がっています。在籍する機関によっては、ケースワーカーや生活相談員などと呼ばれることもあります。

日本国内では、無資格でもソーシャルワーカーを名乗ることができます。しかし、多くの場合は「社会福祉士」(Certified Social Worker:CSW)または「精神保健福祉士」(Psychiatric Social Worker:PSW)という国家資格を持つ人が、その仕事を担っています。

 

精神疾患に関する支援は、精神保健福祉士が専門です。精神保健福祉士は、うつ病や統合失調症、認知症、各種依存症、PTSDなど、精神の病気や障害について専門知識を持ち、心理学の理論も身につけています。

医療職ではないので、医師の指示で業務をするわけではありませんが、主治医がいる場合はその指導を受けることになっています。医療機関の精神保健福祉士は、医師や看護師、臨床心理士などと他職種のチームを組んで治療にあたっています。

 

企業で働く精神保健福祉士は、従業員のメンタルヘルス問題を支援する「従業員支援プログラム」(Employee Assistance Program:EAP)や、メンタルヘルスの問題で休職している従業員の職場復帰を支える「リワークプログラム」に携わることが増えてきました。

 

なお、精神保健福祉士になるには、大学や短大、専門学校で指定科目を履修(実務経験が必要な場合もある)したうえで、精神保健福祉士国家試験に合格しなければなりません。2017年時点で79,432人が合格しており、合格率は62.6%です(厚生労働省発表資料)。

 

※参考文献

『現代精神医学事典』(弘文堂)

『第19回精神保健福祉士国家試験合格発表』(厚生労働省)

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