トップページ 診療案内 各種プログラム こころのはなし ご家族 スタッフ募集 サイトマップ English
こころのはなし

こころの病気のはなし-2

心の病気の種類 ・・・ 普段と違うと思ったら迷わずチェックを

心の病気は下の表(一般的な心の病気はこんな症状で分かります。)のほかにも不安から同じ行為を繰り返す強迫性障害、アルツハイマー型認知症、摂食障害など多種多様です。共通する特徴は、原因がわかっていない病気が多いこと。

脳の仕組みはあまりにも複雑で、解明するのにはまだまだ時間がかかるでしょう。世界中の研究者が手こずっています。

突然めまいや動悸に襲われる、不眠で体がだるいなどの症状が、気分の落ち込みと同時に現れることが心の病気では多く見られます。

体が悪いのかと思って最初に内科や外科に行ってしまう方が90%近くいるとWHOの調査にも。適切な治療が遅れてしまうことがよくあります。

症状は人によってさまざま。特にうつ病や双極性障害では、単なる落ち込みなのか、本当の病気なのかが見分けにくいです。

明らかに普段と違う感覚があるはずです。それまで体験したことのない異常な落ち込みが2週間以上続く場合は、迷わず受診をおすすめします。また周囲の人も、本人とのやりとりでいつもとは違う印象を受けると思います。普段そんなに怒るはずのない人から、ぴりっと怖い感じを受ける、またはヒヤリと冷たい感じで拒絶されてしまう、そういう時は病気を疑ってください。

うつ病はまた、がんや糖尿病、肥満などのほかの病気と併発しやすいことも知られています。更年期障害もうつの症状と重なることが多いです。

身体の病気を悪化させ、回復したいという意欲をなくすマイナス効果が大きい。患者さんの精神的負担を少しでも軽くし、本来の病気の治療に前向きになれるように、併発うつの治療が重要視されています。

自覚できる発症のサインは?

自律神経系の異常

【例】 目まい・たちくらみ・異常な発汗・頭痛・食欲不振・過食・下痢・便秘・味覚がおかしい・のどが渇く・息が苦しい・動悸が激しい・音がこもって聞こえる

もっとも自覚しやすいのは自律神経系の異常。上記のような症状に伴って、気分が異常に落ち込む、変化するという場合は、何らかの病気を考えられます。

睡眠障害

途中で目が覚める、悪夢を見る、という日が3日連続すると赤信号と考えます。

上記は、心の病気にみられる典型的な身体症状。学生などによくある昼夜逆転の生活とは全く別。夜も昼もぐっすり眠れることがない状態が3晩続く場合は迷わず受診した方がよいです。

 

一般的な心の病気はこんな症状で分かります。

病名と特徴 症状 原因
うつ病
気分障害の一種、気分が落ち込んだり行動意欲が失われたりして、その状態が長く続く。
憂鬱、もの悲しい、落ち着かない、劣等感に悩む、絶望的になる、イライラするといった気分の低下、何事にも意欲や関心がわかない、考えがまとまらない、決断力が失われる、内にこもるといった意欲の低下。
肩がこる、眠れない、食欲がない、疲れやすい、体重が減るといった体の不調、飲酒量が増える。症状が重いと自殺願望が生じるおそれも。
はっきりと解明されていないが、生活環境や職場環境によるストレスが引き金になりやすいと言われている。仕事熱心、責任感が強い、まじめで几帳面といった性格の人がなりやすいことがわかっている。
双極性障害
気分障害の一種。
うつ状態と躁状態を交互に繰り返す、いわゆる”躁うつ病”のこと。躁状態の程度によってI型、II型がある。
「双極I型障害」では、うつ状態に加えて激しい躁状態を起こす。ほとんど寝ずに動き回り、多弁になって周囲に休みなく話し続け、家族を疲労困憊させる。高額な買い物をして多額の借金を抱えるなど、社会的適信用を失うこともある。
「双極II型障害」の軽躁状態では、周囲に迷惑をかけることはないが、いつもとは人が変わったように元気で、人間関係に過剰に積極的な感じに周囲は困惑することも。
まだはっきりと解明されてないが、精神疾患の中でも最も脳や遺伝情報などの身体的な側面が強いと考えられており、精神療法やカウンセリングだけで根本的な治療をすることはできない。どんな性格の人でもなりうる。
パニック障害
不安障害の一種。突然に激しい不安に見舞われ、息切れやめまいなどの発作に襲われる。
前触れなく、突然に息切れ、めまい、動悸などのパニック発作を起こす。
10分ほどでピークを迎え、その後30分以内に症状は治まる。動悸や息苦しさから、心臓や呼吸器の病気と疑われても、心電図などの検査では異常が発見されない。発作の回数を重ねるにつれ徐々に重症化していく傾向となる。
最初の発作は、過労やストレスなどが関係しているとみられる。その後、再発への強い不安により発作が起こる場合もある。病気にかかりやすい体質(遺伝要因)が一部関係しているという研究も報告されている。
社交不安障害
不安障害の一種。人前で話をしたりグループ活動したりすることに対して不安感や恐怖感が強く働き、仕事や生活に支障が生じる。
自己紹介、来客、外食時など、人と接するときや、人前に出て何かするときに極度に不安を感じて、手足が震える、息苦しくなる。動悸がする、大量の汗をかく、顔が赤くなる、声が出なくなるなどの身体的症状を伴う。電話のように、直接対面しないときにも起こる場合がある。「困った性格」として一人で悩んでいるケースが多いと推定される。 かつては心理的な要因が主なきっかけとさrてきたが、現在は脳内のモノアミンという神経伝達物質の不足が原因と考えられている。
統合失調症
不安や幻覚、被害妄想などに見舞われる。人とトラブルを起こす。集団生活ができなくなる、集中できないなど、生活に支障を生じる。周囲とのコミュニケーションが難しくなり、1人で悩みがちになる。
自分の悪口を言われていると思ったり、ありもしないことを考えて確信してしまったりして、周囲を混乱させる。発症直後や再発時にみられる”陽性症状”として、思い込み、被害妄想が激しくなる、疑い深くなる、幻聴が聞こえる、奇異な行動、思考の混乱。
長期間にみられる”陽性症状”として、社会的に引きこもる、感情が鈍くなる、言動に一貫性がなくなる、注意力や集中力の低下、無関心、意欲低下。他に、記憶力の減退、融通性の低下、作業が遅くなる、話を理解しにくくなる、極端に疲れやすいといった障害もある。
生まれつきの体質と生活の中でのストレスがきっかけで、脳の働きに不調が起こるものと考えられている。具体的には、脳内で神経を興奮させるドーパミンが過剰に分泌されることや、興奮を抑えるセロトニンが不足することで不安や混乱が生じやすい状態になることが原因ではないかとみられる。

 

こころの病気と脳の関係へこころのはなし-2 (1)こころのはなし-2 (2)こころのはなし-2 (3)こころのはなし-2 (4)
こころのはなし こころの病気の知識 こころの病気のはなし-1こころの病気のはなし-2こころの病まめ知識福祉用語の基礎知識 お役立ち情報自立支援医療制度 ソーシャルワーカーよりデイケア社会資源情報社会資源情報こころの健康アラカルトクリニック広場デイケア通信リンク集 トップページへ