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こころのはなし

No.921〜930

No. タイトル No. タイトル
No.929 幼児・児童期に多い”チック障害” No.930 部下の行動に疑心暗鬼
No.927 悪夢にうなされて眠れない No.928 家族との食事にイライラ
No.925 長期休暇に体調崩す No.926 帰宅後の会話が億劫
No.923 悪口ばかり言う環境に絶望感いっぱい No.924 突然聞こえにくくなる”ストレス難聴”
No.921 妻の行動すべてが気になる No.922 増加傾向にある「軽症うつ病」

 

930 部下の行動に疑心暗鬼

「部下が指示に従わず勝手な行動をしているのではないかと、とても疑心暗鬼になってしまいます。そのため執拗に行動を確認したり感情的になることもしばしばです。」20代後半女性からの質問です。

20代後半で部下を持つことは比較的珍しいので、とても頑張り屋なのだと思います。まだ若いので、部下はなかなか命令に従わないものという現実に慣れていないのではないでしょうか。

社会人になりたての場合、仕事に対して学生時代のサークル活動と同じように振る舞ったり、自分の思った通りに行動すればいいと考える人も少なくありません。

仕事なので、上司が部下の行動を確認することは必要でしょう。また、部下が指示に従わない場合、多少感情的になるのは当然のことです。要するに、部下をどの程度コントロールできるのか、その現状認識の問題です。上司に時間的、精神的な余裕がないと難しいかもしれません。このような感覚は社会に出て10年程してやっと分かること。すぐに上手に対処できなくても焦る必要はありません。

以上のように認識を変えてもうまく感情をコントロールできない場合は、心の病気の可能性を否定できません。統合失調症や強迫性障害などが想定されます。心のエネルギー低下に伴う疑心暗鬼であれば、うつ病や双極性障害が背景にある場合も考えられます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/02/09

929 幼児・児童期に多い”チック障害”

入園や小学校入学で期待と不安が高まる春。幼児期・思春期に、気になる子どもの心の病の中で、特にチック障害について2回にわたりお話ししましょう。

チック障害とは? 本人の意思に関わらず繰り返し肩が上がってしまったり、声が出てしまう疾患で、幼児から小学校低学年ごろに多くみられます。一過性のものは自然と治癒し、慢性のものも18歳ごろにはほとんどが治まってきます。

どのような症状が見られるかというと、運動チックと音声チックがあり、それぞれが単純チックと複雑チックに分けられます。単純運動チックにはまばたき、首ふり、肩すくめ、しかめ顔など、単純音声チックには咳払い、鼻すすり、奇声などがあります。複雑運動チックでは自分を叩いたり、飛んだり跳ねたりなど、複雑音声チックでは特定の言語の繰り返しが一般的であり、中には卑猥(ひわい)な単語を繰り返すなども。チックのうち複雑連動チックと音声チックの両方が見られるものをトゥレット障害といいます。

原因は明らかでなく、以前は心理的なものによると言われていました。現在、トゥレット障害では脳の神経の一部に障害があると考えられています。気になる場合は専門医に相談を。

この記事はこちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/02/02

928 家族との食事にイライラ

「家族と生活のリズムがずれているため、10年以上夕食をともにしてこなかった。そのためか、休日に一緒に食事をする機会があると、イライラしてしまう。1人で食べたいという欲求が強い。」40代後半男性からの質問です。

質問の内容だけでは詳細が分かりませんが、主に以下の3つの可能性が考えられます。

1つには会食恐怖と言われる心の病気です。家族間だけでなく、会社の同僚など他人と一緒に食事をするときに、手が震えたり極度の緊張を伴ったり、またイライラ感が募るなどの症状が見られます。この障害は、社交不安障害とも呼ばれます。

2つ目は、心のエネルギーが低下している状態です。他人と一緒に食事をすることが楽しいと感じていたにも関わらず、最近になって精神的な負担を感じるのであれば、注意が必要です。

そもそも一人の時間が必要にもかかわらず、多忙でその時間が確保できていないケースがあります。この場合は、過労が背景になる場合があります。 過労などはっきり分かる原因が見当たらない場合には、うつ病や双極性障害の抑うつ状態などが考えられます。

いずれにおいても原因を確認し、対処することで症状の改善が期待できます。専門医に相談し確かめることをお勧めします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/02/02

927 悪夢にうなされて眠れない

悪夢を見た後、しばらく眠れないということはありませんか。

夢が悪夢に感じるのは、どのような場合でしょうか。

夢は記憶を整理するために日常に起こっている出来事の断片をつなぎ合わせているので、どこか気持ちの悪い、妙なストーリーになりがち。眠気やだるさなど昼間に影響なければ大丈夫です。

では心配な症状とは?

夢でうなされて起きて、しばらく眠れない状態が週1回以上ある、目まいや動悸(どうき)、頭痛、疲労感、背中が張るなどの症状があれば、PTSD、うつ病、双極性障害、統合失調症などほかの原因が背景にある可能性も。気になる場合は専門医に相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/01/26

926 帰宅後の会話が億劫

「仕事で疲れて帰宅。家族との会話が億劫です。イライラして言葉や態度に出てしまうこともあり、その対応が家族内の疎外感につながっているようで悩んでいます。」40代後半男性からの質問です。

まず考えられるのが過労です。仕事中に休憩すらできないような環境にあったり、人間関係に問題があり職場で疎外感を感じている場合などには、帰宅後に家族との会話が億劫になると考えられます。

また、家庭内は妻と子どもが密接な関係にあることに気づかず、疎外感に悩むということもあります。

妻は夫に対し、仕事ばかりではなく家事をもっと手伝って欲しいと考え、一方夫は仕事が大変で家事ができないのは仕方がないと考えています。つまり、夫婦で意識の違いがあるのです。

質問者の場合、まずしっかりと現状認識をすることが重要でしょう。 疎外感を和らげるアプローチは2つあります。1つは、仕事中心の生活を見直し、体力および時間に余裕を持つことを心掛ける。もう1つは、妻との考え方の違いを認識し、母と子の密接な関係に気付くことでそもそも家庭内で多少の疎外感があるのは当然として受け入れることです。

注意が必要なのは、そこまで仕事が忙しい訳でもないのに、会話が億劫になっている場合です。うつ病や双極性障害、不安障害などが考えられます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/01/26

925 長期休暇に体調崩す

「長期休暇になるといつも体調を崩します。緊張が緩むせいなのでしょうか。」20代後半男性からの質問です。

このような場合、起床や就寝の時間など生活のリズムが乱れていることがよくあります。 さらに、体調を崩す場合は躁状態とうつ状態を繰り返す双極性障害を患っていることも考えられます。心の状態が対人関係に影響されやすい人などは注意が必要です。

双極性障害と似たような症状がある非定型うつ病の可能性もあります。また、合併症として、本人が苦痛を感じたり、周囲との摩擦が大きいといった生活のしづらさがポイントとなるパーソナリティ障害を発症するケースもあります。

質問のように「気が緩む」と感じる場合、生活のリズムをまずはチェックするのがよいでしょう。体調の崩れが軽度であれば普段のリズムに戻すことで改善する可能性が高いと思います。

しかし、リズムを元に戻しても体調が改善しない、そもそも一定の生活リズムを保てない場合は、双極性障害や非定型うつ病などの他に、睡眠のリズムが崩れる睡眠覚醒スケジュール障害を患っている可能性もあります。

その他にも、普段は学校で日中留守にする子どもが長期の休みで家にいることが増え、母親がイライラして神経性の障害を患うケースもあります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/01/17

924 突然聞こえにくくなる”ストレス難聴”

突然、耳の聞こえが悪くなる突発性難聴。耳鼻科や総合病院に行っても異常が見られなかったという場合、心因性のストレス難聴の可能性も。

心因性の難聴の原因は、職場や家庭、学校などで慢性的なストレスを受け続けると、自律神経の調整障害が起こることがあります。耳はストレスを受けやすく、痛みが出たり、難聴になるケースも少なくありません。

どのような症状が出るのかといえば、片方の耳がホワンとしたり聞こえにくくなることに加え、体のシビレや痛み、女性では突然ニキビが出るなどの症状も。めまいを伴う場合もあるので、メニエール病などとも似ています。

治療法は、多くはストレスの原因となる環境を見直すことで症状の改善が望めます。まずは、カウンセリングで原因を絞ります。また、対人関係においては、“特定の状況が苦手”というケースも多いので、受け止め方や対処の仕方などを認知行動療法でコントロールできるようにしていきます。簡単に環境を変えられないという人は、抗うつ薬や抗不安薬などの薬物療法と認知行動療法を併用しながら治療を行います。

気になる症状がある場合は、専門医に相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/01/17

923 悪口ばかり言う環境に絶望感いっぱい

「アルバイト先の雰囲気が悪く、続けるかどうか悩んでいます。初めてのアルバイト(飲食店)なのですが、同僚がその場にいないスタッフの悪口ばかり言い、同意を求められます。その環境に精神的なショックを受け、絶望感でいっぱいです。」20歳男性からの相談です。

陰口が好きな人や、自分の意見に同意を求める人は、どこにでもいるのではないでしょうか。

それより、絶望感でいっぱいになるという反応が気になります。健常な感覚とは考えにくいからです。

悪口については、明らかに相手に不利益を与えるような内容であれば問題だと思いますが、そうでなければ適当に聞き流せば良いのです。同意を求められても、明確な答えをせずやり過ごせばよいのです。うんざりすることもあるでしょうが、それが一般的な対応だと思います。

陰口をたたく人は、総じて弱い人が多い、対処方法の一つとして、悪口を言う人の話をよく聞いてみるのも良いでしょう。あきらかに同意できない内容で職務上障害になるようであれば、上司に相談するなどの対応も必要です。

色々な対処をしても絶望感があり、また日常生活でやる気がない、悪夢などの症状があれば、自律神経の失調や心の病気の可能性が出て来ます。まずは専門でカウンセリングを受けることをお勧めします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/01/12

922 増加傾向にある「軽症うつ病」

近年、特に増えているという「軽症うつ病」についてお話ししましょう。

頭痛、肩こり、めまいなど原因不明の体調不良が長期間続いている場合、軽症うつ病がひそんでいることがあります。

「仮面うつ病」と重なることがあり、放置しておくと、思考力や集中力の低下、落ち込みがひどくなったり、イライラが強く落ち着かない、強い不安を感じるなど、精神的な症状もあらわれます。軽症うつ段階で、十分な休息をとるなど対処すれば、悪化を防ぐことができるので、できるだけ早期に発見し、適切な治療をすることが何よりも大切。

心当たりのある人は、一度専門医に相談しましょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/01/07

921 妻の行動すべてが気になる

「仕事が激務で退職、自宅療養中です。妻が働いているのですが、外で何をしているのか、何時に帰宅するのかなど、妻の行動すべてが気になって仕方がありません。」50代男性からの質問です。

心の病気だとうつ病、双極性障害のいずれかの可能性が高いでしょう。また、年齢から男性更年期の疑いもあります。

妻の不貞が気になったり、嫉妬妄想が激しいなどの症状があれば、統合失調症やアルコール依存症なども考えられます。

不安がとても強い状況においても、質問のような心理状態になりうるでしょう。信頼できる人に早く帰宅してほしい、そばにいてほしいと思うあまり、とても気になってしまうのです。

妻がどのような行動をしているのか、その点にこだわりを持つようであれば発達障害も否定できません。

以上のように、質問の症状においては、様々なケースが考えられます。 実際のところ、夫婦間のトラブルの原因が浮気というケースは多くあります。 しかしながら、浮気が気になるあまり、パートナーに対する自身の行動が常軌を逸していると思うのであれば、専門医に相談し、数回目には2人で相談するのが望ましいでしょう。

一方、パートナーが自分の行動を執拗に確認してくるようであれば、パートナーと一緒に早い段階で専門医への受診をお勧めします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 12/12/22

 

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