トップページ 診療案内 各種プログラム こころのはなし ご家族 スタッフ募集 サイトマップ English
こころのはなし

No.1061〜1070

No. タイトル No. タイトル
No.1069 新しい職場に行くことが不安 No.1070 大量の水を飲んでしまう
No.1067 分かっているのに何度も確認してしまう No.1068 更年期と診断されてショック
No.1065 子育てが終わり元気のない妻 No.1066 最近物忘れが目立ってきたという人に
No.1063 寝言が多く寝相も悪い夫 No.1064 認知症(1) 早期受診のススメ
No.1061 "母ロス症候群"喪失感による心の病も No.1062 更年期障害とうつ病の関係

 

1070 大量の水を飲んでしまう

気が付いたらやたら水を飲んでいる「心因性多飲症」についてお話ししましょう。

心因性多飲症とは、不安障害、パーソナリティ障害、摂食障害、統合失調症などさまざまな心の病が背景にあり、大量の水を飲みます。注意したいのは、抗利尿ホルモン分泌異常症(SIDH)などの身体疾患が原因の場合もあるので、どちらが原因かの判断が必要です。

心因性か身体的原因かの目安は、大まかには、飲水量が1日4リットルを超える場合は身体的原因が考えられます。それ以下であれば心因性の可能性が高いので、診療内科や精神科で相談を。そこでも血液検査ほかで異常があれば、内科などの受診を指示することがあります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/07/19

1069 新しい職場に行くことが不安

「このほど就職が決まりました。来月から出社予定ですが、不安が強くなり眠れない日々が続いています。」29歳・男性からの相談です。

ご相談者は以前の職場で、長時間の勤務と上司からのプレッシャーにより体調を崩し、「うつ病」と診断されて退職しました。 その後、診療内科に通い症状も改善したため、就職活動をしてこのほど新しい職場が決まりました。ただ、入社日が近づくにつれて「うつ病が再発するのではないかと不安が強くなった」と言います。

新しい職場への適応は、大きなエネルギーが必要です。ご相談者は以前の経緯がありますから、強い不安を感じるのは当然です。 治療中は安静にしていたため、症状が収まっていると思いますが、急に負担を強めるとうつが再発する可能性が高くなります。

そこで大事なのが、入社前の過ごし方です。まずは出社するのと同じ時間に起きて早めに睡眠をとるといった生活のリズムを今から作りましょう。またどのような内容でも結構ですから、家の外で作業し、その時間を午前中から午後、夕方までと徐々に伸ばしてください。

採用担当者に業務内容はもちろん、お昼はどこでご飯を食べるかなど、あらかじめ聞いておくのもよいでしょう。こうした「準備体操」をしておくと、新しい職場への適応がスムーズになることが少なくありません。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/07/19

1068 更年期と診断されてショック

「最近、更年期障害と診断されました。それ以来ショックで気持ちが落ち込んでやる気が起きない状態が続いています。」47歳・女性からの相談です。

ご相談者は昨年から時々めまいや頭痛がするようになり、ひどい時には起き上がれないこともあるそうです。そこで婦人科を受診したところ、更年期障害だと診断されました。それ以来、ふさぎ込んだ気持ちが続いているということです。

更年期の時期には、ほてりやのぼせ、発汗、動悸や息切れ、冷えのような体の症状とともに、不安やイライラ、怒りっぽくなる、気分が落ち込む、やる気がでない、といった状態に多くの方が陥ります。 その原因としては、女性ホルモンの減少といった内的なものだけでなく、夫婦間や子どもとの関係の変化や体力の低下といったライフサイクルの変化による心理的な要因も十分に考えられます。

ご相談者の場合も、ホルモン補充療法を受けて体の症状そのものは治まってきているそうなので、更年期障害にうつ病が合併している可能性があります。

放置すると進行するケースもあります。婦人科に通っても心の状態が改善しない時は、診療内科などで早めに専門家にご相談下さい。うつ病と診断されれば、カウンセリングや場合によっては抗うつ薬、向精神薬の処方によって症状の改善を目指します。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/07/12

1067 分かっているのに何度も確認してしまう

外出後、火の元や鍵など何度も確認しないと気が済まない・・・。 確認過多症候群についてお話ししましょう。

考えられる背景疾患は、一概に強迫性障害とは限らず、過度のチェック癖や手洗いなどの強迫症状自体はうつ病、双極性障害、統合失調症、不安障害といったあらゆる心の病で見られます。ほかの症状がなく、強迫症状だけが目立つ場合は、強迫性障害と診断されることが多いです。

強迫性障害の治療法は、行動療法と投薬が主な治療法です。行動慮法では段階を追って確認行動を制限していくことで症状を改善していきます。最近は書籍やインターネットで「軽症の場合は行動慮法だけで対応できる」という記載がされていることもありますが、自己診断・自己治療には注意が必要です。

注意したい点は、自己診断で強迫性障害と思い込み、ほかの疾患を見逃して悪化させてしまうこともあります。また、強迫性障害の場合も、自己流で行動療法だけを行うより、専門家と相談しながら症状によってお薬を使うなど細かな治療を行うことで改善率が高くなることが多いと思われます。まずは早めの相談が大切です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/07/12

1066 最近物忘れが目立ってきたという人に

「最近物忘れが気になる」ということはありませんか?

軽度認知機能障害(MCI)についてお話ししましょう。 軽度認知機能障害とは、若干の物忘れ、場所を間違えたりすることが目立つ、文章を読んでいても理解が難しい、自分の考えがまとまりにくく、同じことを何度も繰り返して話すなどの症状が見られます。

認知症になる可能性はあるのでしょうか。

高齢者では認知症の前駆症状の可能性もありますが、それ以外でもADHD(注意欠如・多動性障害)、うつ病、双極性障害、統合失調症などあらゆる心の病で軽度認知機能障害を伴うことが多いです。

物忘れが気になり出したら、高齢者の場合は、まずは総合病院などの「物忘れ外来」の受診で認知症の検査を行ってください。若い世代で、「若年性アルツハイマー病」ではないかという相談もありますが、急激な症状の進行が特徴で発症の確率も極めて稀です。物忘れがここ一・二年続く、時々忘れる程度であれば、うつ病などの精神疾患の可能性の方が高いため、診療内科や精神科で相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/07/05

1065 子育てが終わり元気のない妻

「4月に長女が就職で、長男が大学進学でそれぞれ家を離れました。それ以来、妻の元気がなく心配です。」55歳・男性からの相談です。

ご相談者の奥様(53歳)は子育てがひと段落してから、気が抜けたようになって外出もせず「一日中ぼんやりとテレビを見て過ごしていることも多いそうです。「働きに出たり何か趣味を探してみたら」と勧めても、行動する気配がないため「今後どのように接していったらよいか知りたい」とおっしゃいます。

子どもが成長し親元を離れた時、心に穴が空いたようになり寂しさを感じる状態を「空の巣症候群」を呼びます。この寂しい気持ち自体は正常なもので、ある程度の時間が経てば自然と立ち直っていきます。周囲がやきもきしてお尻を押そうとすると、かえって落ち込んだ気持ちが増す可能性もありますから、今はそっとしてあげることが必要だと思います。心身が健康であれば、やがて趣味など自分の時間を楽しんだり、社会貢献をしたりと子育てとは別の充実感を味わうことができると思います。

ただ2週間以上も落ち込んだ気持ちが続き、夜眠れない、眠ってもすぐ目が覚める、頭痛や肩こりなどの症状がある場合は、うつ病など心の病気の可能性もあります。精神科や心療内科でご相談すると、カウンセリングなどを通じて状態を改善できると思います。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/07/05

1064 認知症(1) 早期受診のススメ

物忘れが目立ってくるとご家族は心配ですが、「病院に行ったら」とは言い出しにくいことが多いようです。

しかし必ずしも物忘れ=認知症というわけではなく、軽いうつ病や不安障害の場合も、集中力が低下して急に物忘れが激しくなることがあります。単に、年相応の物忘れなのに認知症だと誤解される場合もあります。

認知症である場合も、全ての方が急に日常生活を送れなくなり、判断力が失われるということではありません。ご家族や本人が日常生活を改善したり、薬を飲んだりすることで進行を遅らせることは可能です。今は認知症に対する介護的方策も進んでいます。

早めに受診し、認知症を正しく理解することで対応に充分な時間をかけることができるのです。生活の改善方法については次回お伝えしましょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/07/04

1063 寝言が多く寝相も悪い夫

「夫(46歳)の寝言が多く、寝相も悪くなったと感じています。あまり深い睡眠がとれていない気がしますが、どうすれば眠りを改善できますか」46歳・女性からの相談です。

ご相談者のご主人は最近、眠っている時に急に大声で笑ったり怒鳴ったりするほか、長時間誰かに話しかけているような寝言を言うことがあるそうです。

また寝ているのに手足をバタバタと動かしていることもあるため、奥様をはじめご家族は「しっかり睡眠がとれていないのでは」と心配しています。

誰かに話しかけているような寝言を聞くと初めはびっくりしますが、寝言そのものは問題ではありません。それほど頻度が多くない場合は、あまり心配しなくても大丈夫だと思います。

ただ寝言が毎日続いて、さらに昼間に身体のだるさや眠気がとれない場合は、夜驚症の一種の可能性があります。

また眠気やだるさのほかにも気分の落ち込みや頭痛、肩こり、不安感、動悸、寝汗、集中力が続かない、といった症状がある場合は、うつ病や不安障害、新しい部署や職場になじめず適応障害を起こしている、など心の病気が背景にあり睡眠障害を起こしている可能性もあります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/28

1062 更年期障害とうつ病の関係

更年期障害とうつ病の関係についてお話ししましょう。

更年期障害とは?

加齢に伴う卵巣機能の低下によって、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の量が減り、脳からは卵巣を刺激するホルモンが大量に出るアンバランスが原因で、自律神経症状や精神症状を引き起こします。

うつ病との関係はというと、のぼせやほてり、イライラ感のほか、うつ病のような気分の落ち込みや倦怠感などの症状を伴うことがありますが、更年期障害の場合は血液検査で判定できることが多いです。また、更年期障害がきっかけでうつ病を合併する場合もあり、婦人科と並行して心療内科などで治療を受けることもあります。まずは相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/28

1061 "母ロス症候群"喪失感による心の病も

母を失った喪失感にさいなまれる“母ロス症候群”に陥る女性が増えているとか。心配される心の病についてお話ししましょう。

どのような心の病にかかりやすいのでしょうか。

大切な人を亡くすことは、心理的に大きなダメージを受けるものです。特に日本人は母親と娘の結びつきが強い傾向があり、それだけで衝撃も受けやすく、あらゆる心の病にかかりうる可能性があります。中でも若年であれば双極性障害や統合失調症、30〜50歳代はうつ病にかかるリスクが高くなります。ほかにも、頼りにしている母親がいないことで不安障害や適応障害になる場合もあります。

主な症状はといえば、うつ病には気分が落ち込む、食欲がない、外出が面倒、いつも寂しい、やる気が出ないなど、双極性障害には普段よりおしゃべりになったり元気が出過ぎるなど、不安障害にはささいなことが非常に心配で不安感が増すなどの症状があります。

通常は2週間以上症状が続くとうつ病などが疑われますが、この場合は四十九日を超えてもなお活動性が損なわれ憂うつな気分が常時あれば心の病の可能性があります。心療内科などで相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/21

 

No.1081〜1090 No.1091〜1100 No.1101〜1110 No.1111〜1120
No.1041〜1050 No.1051〜1060 No.1061〜1070 No.1071〜1080
No.1001〜1010 No.1011〜1020 No.1021〜1030 No.1031〜1040
No.961〜970 No.971〜980 No.981〜990 No.991〜1000
No.921〜930 No.931〜940 No.941〜950 No.951〜960

上記以前のバックナンバーは、こちらから選択してください。

こころのはなし こころの病気の知識こころの病気のはなし-1こころの病気のはなし-2こころの病まめ知識福祉用語の基礎知識お役立ち情報自立支援医療制度ソーシャルワーカーよりデイケア社会資源情報社会資源情報こころの健康アラカルト クリニック広場デイケア通信リンク集 トップページへ