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こころのはなし

No.1011〜1020

No. タイトル No. タイトル
No.1019 多くの心の病でみられる”動悸” No.1020 夫はアルコール依存症?
No.1017 娘がSNSに夢中になっている No.1018 母が認知症ではと心配
No.1015 不安や心配が痛みを生む No.1016 メールやSNSの"つながり依存症"とは?
No.1013 仕事のやる気が起きない No.1014 子どもの「過眠症」の原因は?
No.1011 もしかして”エイジング・ストレス”? No.1012 朝起きられない、昼間も眠い「過眠症」

 

1020 夫はアルコール依存症?

「夫がアルコール依存症なのではないかと心配です。」30歳・女性からの相談です。

ご相談者のご主人(35歳)は、家での晩酌は缶ビール2本ほどでそれほど多くないのに、月に1回程度外でお酒を飲むと泥酔して帰宅するそうです。こういう時は家で大声を出したり、トイレを間違えて部屋で用を足してしまったりするとのこと。酔いがさめると反省して、もう飲まない」と言うのに、結局同じ状態が続いているそうです。

ご主人の場合、アルコールに対して脳が異常に反応して興奮したり、暴力をふるってしまう「複雑酩酊」があるのは間違いないと思います。それに加えて初期のアルコール依存の可能性が高いと言えます。

奥様としては「晩酌をしない日」を作ってみて下さい。すんなりできるようなら、複雑酩酊だけだと思いますが、ひどい寝汗や手足がつる、震えが出るなどの症状がでるようなら、さらに依存症の可能性が高くなります。

ご主人が承知すれば、専門家に相談することが望ましいのですが、プライドもありなかなか承知しないケースが多いのが実情です。その場合まずは奥様だけでもご相談下さい。 そのうえでご本人とじっくり話し合い、早めに専門科での診察を受けるようにして下さい。初期の段階なら十分に改善できると思います。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/01/25

1019 多くの心の病でみられる”動悸”

「身体的な異常はないのに“動悸”がする・・・。」動悸は多くの心の病でもみられる症状の一つです。

ではなぜ心の病に多いのでしょうか?

心の病では、循環器系(呼吸器系・消化器系など)の自律神経症状が比較的多く、動悸は入眠障害に並んでポピュラーなものです。社交不安障害、パニック障害、全般性不安障害などの不安障害では自律神経系の過活動を伴うので動悸も出現しやすくなります。また、うつ病や双極性障害でもみられます。

心の病の症状としての動悸の特徴はどのようなものでしょうか。

動悸だけでなく、息苦しさ(過呼吸)、便秘や下痢、頻尿、頭痛、肩こり、異常な発汗、寝汗、入眠障害などほかの自律神経症状を伴うことも多いです。そのほか、気分の落ち込み、不安感、やる気が出ない、周りに無関心、イライラ感などの精神症状がみられることもあります。

高齢者にみられる動悸についてはどうでしょうか。

高齢者の動悸・息切れは、心機能や体力の低下によることも多いですが、動悸以外の自律神経症状および精神症状も伴っていれば、心の病の可能性もあります。ほかに認知症の前駆症状でもみられることもあります。気になる場合は相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/01/18

1018 母が認知症ではと心配

「母が最近、物忘れがひどく、ぼんやりと無表情でいることが多くなりました。年齢的に認知症ではないかと心配です。」37歳・女性からの相談です。

ご相談者のお母様(67歳)は5年前にうつ病と診断され、それ以降、薬の服用を続けているそうです。

親戚の名前や顔を思い出せない、つい最近あった出来事を忘れる、一日中ぼーっとしているなどの症状があるそうで、「認知症なのではないか」と心配されています。

物忘れや感情の起伏がなくなるといった状態は、典型的な認知症の周辺症状であり、お母様の場合、年齢的にもその可能性が十分あります。しかし、抑うつ状態による気持ちの落ち込みや集中力の低下でも同様の症状が起こることがありますし、そのほかの身体的疾患や薬の副作用も考えられますので、判断が非常に難しいケースです。

基幹病院の「物忘れ外来」などを受診すると、心理検査や画像診断などによる検査がありますが、現在の医療では、うつ病なのか認知症なのかを完全な精度で判断することは難しいのが現実です。

ただ心配なのは医療上の適切な処置がとられないことですので、こうした点をご理解いただいた上で早目に専門医にご相談することをおすすめします。まずは経過を観察しながら、治療を進めることになると思います。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/01/18

1017 娘がSNSに夢中になっている

「中学2年生の娘にスマートフォンを持たせたところ、1日中いじっていて心配です。」42歳・女性からの相談です。

ご相談者のお嬢さんは、LINEやフェイスブックといったソーシャルサービス(SNS)をチェックするため、食事中でもスマートフォンから目を離さないそうです。いさめても「すぐに返信しないと友達に嫌われるから」と言って聞かないため、対処に困っていると言います。

挨拶されたり話しかけられたらすぐに返事をするのは、普段の人間関係では当たり前のことです。しかし同じ感覚をネットにも持ち込んで「すぐに返信をしないと嫌われてしまう」「返事が来ないのはバカにしているからではないか」などと思い込み、トラブルになるケースが見られます。

SNSは多くの人と簡単につながることができる便利なルールである反面、コミュニケーションの量が膨大になることもあります。対処するために眠れなくなったり、集中力が低下して日常生活に支障をきたす可能性があります。

まずは親御さんが「返信は自分の都合の良い時で大丈夫」などネット上のコミュニケーションの特性について説明してあげて下さい。場合によっては、自動で返信するサービスなどを利用しても良いでしょう。

それでも依存状態が続くようなら、心療内科など専門家にご相談下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/01/11

1016 メールやSNSの"つながり依存症"とは?

メールやSNSをしていないと不安になる・・・。 “つながり依存症”についてお話ししましょう。

“つながり依存症”とは、日常生活に支障が出るほど、ネット上のコミュニケーションにのめり込んでしまう依存症です。「友だちから夜中にメールが来て困る」という相談を受けることがありますが、すぐに返信しないと相手が怒ると思い込んでいることが多いです。

そもそもメールは、電話と比べると即時性のないツール。「都合のよい時に返信できるから便利」というぐらいの認識でいればあまり問題は起きないはずです。

注意が必要な場合とは、どのような場合でしょうか。 「相手がメールを見ているはずなのに無視された」と自尊心が傷つき、腹を立てる心理状態そのものは自然です。ただし、前述のメールの特徴を理解してもなお、同じ行動をしてしまうなら依存症の可能性があります。

依存症になるのは?

期待していた返信があった時、脳内にドーパミンが分泌され、少し気持ちがよくなるようです。この刺激を求め続けて、やめられない、自分でコントロールできないギャンブル依存症や買い物依存症と同じ様な状態になると考えられます。気になる場合は相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/01/10

1015 不安や心配が痛みを生む

「70代の心配性の母が、原因不明の足の痛みを理由に外出したがらない」という相談を受けました。

心の病気が背景となり、体の痛みが起きることは知られています。不安や悩みが原因で頭痛、腰痛などが生じる場合もあります。不安障害の一種、うつ病性疼痛、統合失調症の慢性期の症状などの可能性もあります。

ただし高齢の場合は足の痛みは加齢による骨密度の低下で足が弱くなり、負荷に耐えられないことも充分考えられます。また認知症の前駆症状の可能性もあるので、生活全般の様子、痛み以外の症状の有無などを確認する必要があるでしょう。

まずはコミュニケーションを密にして信頼関係を築き、外出先や距離、誘い方などを工夫してみましょう。その上で必要があれば、心療内科にご相談下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/01/10

1014 子どもの「過眠症」の原因は?

この記事はこちらからの続きです。

「過眠症」についての2回目です。

子どもの過眠症で注意したいこととはどんなことでしょうか。

お子さんが朝起きない、寝過ぎるという場合は、何らかの心理的な葛藤が背景にあることも考えられます。例えば、発達障害があり友達とうまくコミュニケーションが取れない、学習障害があり授業内容が分からない、注意欠陥障害があり授業に集中できず、宿題などの提出物をよく忘れて叱られるなど、学校に行くことに抵抗があって、無意識に朝起きられないのかもしれません。

また最近は、一見過眠症に見えてもゲームやSNSなどのネット依存症が原因という場合もみられ、注意が必要です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/01/06

1013 仕事のやる気が起きない

「大きなプロジェクトが終わった後、仕事のやる気が湧いてきません。次のプロジェクトがスタートしていて、早く意欲を取り戻さなくてはならないのですが」35歳・男性からの相談です。

ご相談者はシステムエンジニア(SE)をしており、最近、リーダーとして1年にわたったプロジェクトを成功させました。直後は大きな達成感があった一方で「次の仕事への意欲が湧かなくなってしまった」と言います。

SEという仕事柄、普段から休みが少なく残業が多い勤務形態が想像されますから、単に疲労が蓄積しているだけということも考えられますが、今ご相談者はいわゆる「燃え尽き症候群」に近い状態になっているのではないでしょうか。

さらに最近は意欲の低下だけでなく、「体のだるさが抜けず、人と話すのもおっくうに感じる」とおっしゃっていますから、少し心配です。これに趣味などに興味がなくなってしまったり、夜眠れない、集中力が持続しないなどの状態が加わり、2週間以上をその状態がつづくようだと心配です。うつ病や双極性障害の抑うつ状態など、心の病気の可能性もあります。

まずは会社に相談して残業を減らしてもらうなど、勤務形態を見直してはいかがでしょうか。それでも改善がなければ、なるべく早く精神科や心療内科などで専門家にご相談下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/12/21

1012 朝起きられない、昼間も眠い「過眠症」

「朝起きられない」「昼間も眠い」。過眠症についてお話ししましょう。

どの程度なら過眠症といえるのでしょうか。 睡眠時間は人により異なるので、何時間以上で過眠症であるというわけではありません。普段の睡眠時間より2〜3時間以上多くなった場合は注意が必要です。実際はもっと長くなる人が多いように思います。

原因は?

過労や睡眠不足などで、休日寝だめをすることがあっても、翌日には回復して日常生活が送れるなら心配する必要はありません。また過眠症だけが単独の症状ででることは少なく、背景にさまざまな病気が隠れている可能性があります。睡眠時無呼吸症候群の場合は眠りが浅くなったり、途中で目が覚めるため睡眠の質が悪くなり、過眠症の症状が出ることがあります。大きないびきをかいていたり、睡眠時に呼吸が止まっている時間があるなら、医療機関で検査を受けた方がいいでしょう。

そのほかの原因といえば、非定型うつ病、統合失調症、適応障害など心の病でも過眠が多くみられます。これは気力の減退や刺激から身を守るためにエネルギーの不足を補うため過眠になっている場合もあるようです。心配な場合は相談を。

この記事はこちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/12/14

1011 もしかして”エイジング・ストレス”?

誰もが陥るかもしれない年齢を重ねることへの不安や焦燥感・・・。

エイジング・ストレスについてお話ししましょう。

エイジング・ストレスとは、加齢に対するストレスのことで、その人の持つ価値観が大きく影響していると思われます。「若いことが素晴らしい、年を取ることが醜い」など年齢に対する強いこだわりを持ち続けている人が、「自分は若くない」と気付いた時に現実を受け入れることが難しいという状況になります。その反応として、顔を見るのが嫌になったり、人前に出たくなくなったり、中にはプチ整形を繰り返したりする人もいるようです。

“エイジング・ストレス“の自覚があり、ほかにも不安感や落ち込み、イライラ、不眠、食欲・意欲・集中力の低下、頭痛、動悸などの症状がある場合は適応障害などの疑いがあります。

治療法は、体に症状はないけれどストレスを感じている人は、カウンセリングなどで辛さを軽減していきます。適応障害と診断されていれば、カウンセリングなどで認知行動療法、薬物療法などを行います。心配な場合は精神科・心療内科に相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/12/07

 

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